FDM方式3Dプリンターの造形時間を短縮する方法

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FDM方式3Dプリンターの造形時間を短縮する方法

造形時間短縮

FDM方式3Dプリンター造形時間の短縮方法

充填率を下げる

内部の充填率を下げれば造形するモデル材の量が少なくなるので、その分造形時間が短縮されます。強度が低くなってしまいますが、内部構造を変更することで強度を維持したまま充填率を下げることもできます。

通常、内部構造は蛇腹状になっていますが、ハニカム構造やラティス構造に変更することで強固な構造にできます。ノズルの動きが複雑化してしまうので、造形時間が短縮されるかどうかは形状によります。

モデル材とサポート材を使い分ける

デュアルノズル方式の3Dプリンター限定の方法です。サポート材の一部をモデル材に置き換えることで造形時間の短縮を図ることができます。

通常は1層ごとにモデル材用のノズルとサポート材用のノズルを切り替えながら造形が進められます。サポート材で造形される部分をモデル材に置き換えることで、ノズルの切り替えが不要になる分、造形時間を短縮することができます。

元々モデル材で造形されていた箇所とサポート材で造形されていた箇所の間にサポートの層を挟んで下さい。サポート材の層を挟まないとサポートまで含めた形状が一体化して造形されてしまいます。

3Dプリンター出力サービス_モデル+サポート 3Dプリンター出力サービス_モデルのみ

ノズルヘッドの移動スピードを早くする

ノズルヘッドの移動スピードを早くすれば造形時間が早くなります。材料の定着が悪くなり、剥がれや反り、強度低下などに繋がります。

積層ピッチを大きくする

1層の厚みにあたる積層ピッチを大きくすれば層の数が少なくなるので造形時間を短縮することができます。表面の積層段差が大きくなるので、外観を重要視する場面にはおすすめできません。

造形方向を変える

通常は高さが高いほど層の数が増えるのでモデルを立たせて造形するよりも寝かせて造形するほうが造形時間は短くなります。形状によっては立たせた方が早い場合も有るので造形前に確認してみることをおすすめします。

造形の方向によって積層痕の向きやサポートの付き方が変わったり穴が潰れたりするので注意が必要です。

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