
DDD FACTORYでは、お客様の目的に合わせて、加工方法や材質のご提案をしております。
そこで本記事では、量産前の試作段階において、樹脂材質の切削加工から3Dプリンター出力への切り替えをご提案し、試作の効率化に繋がった事例をご紹介します。
POMにて量産を予定している、金属部品に嵌合させる部品の生産計画のご相談をいただきました。
試作のスケジュールを短くしたいため、3Dプリンター出力でコストダウンと納期短縮ができないかとのことでした。また、量産時に使用する材質POMと同等の物性と表面の仕上がり、かつ低コストでの製作をご希望でした。
当時、POMは3Dプリンター出力に対応していなかったため、代替材質が必要でした。
強度面や加工性などの物性面では、ABSが適しています。
しかし、ABSの場合はFDM方式での造形になり、仕上がりに積層痕が残ります。
この場合だと、仕上げの工程が増えてしまうため、3Dプリンター出力で行うメリットがなくなります。
そこで部品の用途上、強度面については重要ではなかったため、エポキシ樹脂による光造形方式での製作を提案いたしました。
エポキシは比較的安価な材質であり、加えて光造形方式による造形になるため、滑らかな表面に仕上がります。
そのため条件を守りながら、3Dプリンター出力によるコストダウンと納期短縮が期待できます。
エポキシ樹脂による3Dプリンターでの試作に切り替えたところ、切削加工の予定と比べて80%の費用削減と1週間の納期短縮ができました。
結果として、開発スケジュール内での試作回数を増やすことができ、精度や品質を十分に高めた製品が完成したとのことです。
そのため、安心して量産に進んでいただくことができました。
3Dプリンター出力では造形できない材質もありますが、条件に合わせて代替材質を使用することで
条件に合わせた3Dプリンター出力が可能になることがあります。
3Dプリンター出力に変更することにより、試作期間を大幅に短縮できる場合があるため、ぜひ一度ご相談ください。
DDD FACTORYでは、用途やご希望の納期に合わせて、3Dプリントをはじめとした最適な加工方法や材質をご提案いたします。
【短納期】1週間以内の納期に対応。当日出荷も可能です(※条件によります)。
【多品種小ロット】1個からご注文を承ります。
【高機能材質で造形】PEKKなどの高機能樹脂や金属による製作。
複雑な部品の製作は、ぜひ当社の3Dプリンター出力サービスにてお任せください。
2時間以内に見積もり回答いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
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