
3Dプリンター出力は、一般的に試作や治具などの製作に適しています。
近年では、量産に活用した場合のメリットもあります。
本記事では、3Dプリンターによる量産のメリットを、DDD FACTORYでの事例を合わせてご紹介します。
3Dプリンターは、3Dデータから立体物を短納期で製作することができ、複数な構造も一度で造形できるといった
メリットから、形状確認などの試作に使用されることが一般的です。
一方で、課題となっている精度についても改良が進んでおり、量産や量産前の最終試作にも活用されています。
ここでいう「量産」とは、数量を問わず製品を生産することを指します。
3Dプリンター出力による量産のメリットは、以下のとおりです。
複雑な形状を造形できる
生産スピードが速い
小ロットでは低コスト
以下でそれぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。
内部が空洞の中空構造や、複数の部品が入り組んだ構造などを、3Dプリンターなら柔軟に造形できます。
これら以外にも、他の加工方法では製作が難しい形状を、3Dプリンター出力では対応が可能です。
3Dプリンター出力は、3Dデータの用意のみで造形を開始できるため、
金型の準備や機械の調整といった工程が不要です。
また、条件によりますが、加工時間も短めなため、最短で当日出荷が可能です。
3Dプリンターは使用する材料だけで造形ができるため、材料ロスが少なく効率的に加工できます。
また、事前準備分のコストも少ないため、価格を抑えることができます。
ただし、大量生産の場合だと、製品全てにかかる材料費と稼働時間が主な製造コストになるため、
単価が下がりにくいという点に注意が必要です。
ここでは、DDD FACTORYで実際にあった、3Dプリンター出力によるコストダウンの事例をご紹介します。
ご相談内容は、「1ヶ月以内に20セット、本体と蓋という複数部品の構造を切削加工で」というものでした。
元々は金型から製作していましたが、急遽短納期で必要になり、当社にご相談いただきました。
データを確認したところ、切削加工では削る量が多く、内部構造も複雑なため、見積もり金額が高額となりました。
そこで、「要求性能のクリア」を条件に、3Dプリンター出力での量産を提案いたしました。
その結果、金型からの製作と比較した際に約100万円のコストダウンとなり、
1ヶ月という納期にも対応ができました。
試作や治具の製作に活用される3Dプリンター出力は、条件によっては量産に活用できます。
特に、3Dプリンターでしか造形できない形状や、短納期が必要な製品ではメリットが発揮されます。
DDD FACTORYは、3Dプリンター出力による量産の事例もあり、
用途や納期に合わせた加工方法をご提案いたします。
3Dプリンター出力で試作・部品製作を検討中の方へ
DDD FACTORYでは、目的に応じた最適な加工条件での3Dプリンター出力サービスをご提供しております。
最短30分でお見積り、当日出荷も可能(※状況によります)
3Dデータからの出力に対応
樹脂・金属など幅広い材質での出力
製品開発の試作や、部品の製作はぜひ当社にお任せください。
「どこに依頼しようか迷っている…」という方も、材質選定のご相談から承りますので、
まずはお気軽にお問い合わせください。
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