
3Dデータの作成は、基本的にコンピューターのソフトウェアの3DCADで行います。しかし、iPhoneに3Dスキャンの機能が搭載され、精度に限界はありますが簡単な3Dデータの作成ができるようになりました。本記事では、このiPhoneに搭載された3Dスキャンの技術をご紹介します。
LiDARとは、「light detection and ranging (光による検知と測距)」の頭文字をとったもので、レーザーを照射し、反射時間をもとに距離や対象の形状を計測する技術です。波長の短いレーザーを使用することで、より高い精度での測定ができるようになっています。
LiDARは、自動車の自動運転システムでも活用されている技術です。従来は、レーダーやカメラでの検知が主流でしたが、距離の計測はできても形状把握や位置関係の検知は困難という課題がありました。
一方で、LiDARは、レーザーによって距離・形状・位置関係を3次元で検知できるため、自動運転の精度を高める技術として注目されています。
LiDARスキャナーは、iPhone12 Pro以降のProシリーズや、第2世代以降の11インチiPad Pro、第4世代以降の12.9インチiPad Proに搭載されています。専用のアプリを対象機種にインストールすれば、対象物を読み取ることで3Dデータの作成もできます。.objや.stlなどの3Dデータ形式の出力に対応しているため、スライサーデータを作成し、3Dプリンターでの造形ができます。
ただし、精度の面では専用の3Dスキャナーには劣るため、特に複雑な形状では、正確な形状の3Dデータ作成は困難です。また、アプリの性能にも大きく影響されます。そのため、読み込んだあとの3Dデータにて修正が必要な場合もあります。
LiDAR搭載のiPhoneを使用することで、対象物を計測し、3Dスキャンをすることができます。この機能を活用してiPhoneで3Dデータを作成し、3Dプリンターでの出力も可能です。ただし、専用の3Dスキャナーと比較すると精度は劣ります。対象の機種をお持ちの際は、ぜひお試しください。
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