表面荒れ【FDM方式】

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表面荒れ【FDM方式】

積層痕、ダマ、段差、ざらつきに造形品表面が荒れている状態の総称です。
積層痕はノズルから線状に排出された材料をスライスデータ1層毎に描きながら積層して造形する方式の特性により生まれる凹凸です。ダマはノズル先端についたフィラメントの残りカスやノズルから垂れた樹脂が造形物に付着したものです。
段差は積層する時に層と層がずれることで発生し、ざらつきはオーバーハングのようなサポートが付く面からサポートを剥がした際に発生します。

積層痕

積層ピッチが大き過ぎることが原因で、1層の厚みが増すので凹凸が目立ちやすくなり表面が荒れてしまいます。

その場合積層ピッチを小さくして調整することができます。ただし積層ピッチを小さくすると層数が増えるので、その分造形時間が長くなります。
紙やすりで磨く、薬品で表面処理をする、塗装することで後の工程で対処することもできます。

ダマ

ノズルの温度が高いとノズルで加熱され軟化したフィラメントが垂れダマとなって付着します。ラスター(外壁)のスタートとエンドは同じ座標なので重なって余った部分が表面にダマになって現れます。フィラメントが吸湿していると加熱された時に水分が蒸発し破裂してダマになります。

ノズルの温度を下げる、新品の材料を使う、乾燥機を使いフィラメントを乾燥させるといった対策が有効です。
3Dプリンターによってはラスターのスタート位置を調整できるので角部をスタート地点にすることでダマが目立ちにくくなります。
紙やすりで磨く、薬品で表面処理をする、塗装すると綺麗な表面に仕上がります。

段差

振動や風のような外的要因、ノズル先端に付着したフィラメントが造形物に接触するしたりヘッドの動きが悪いというような機械的要因、信号とノズルの動きにずれが生じている(脱調)、作成したツールパスに問題があるという電気的要因によって発生します。

3Dプリンターを人通りが多いところなどの振動する場所、不安定な箇所に設置しないようにします。
オープンタイプのプリンターは風よけを設置するといったように外的要因を受けないようにします。
プリンターを使用した後、加熱されていたノズルからフィラメントが垂れ、固まってしまう事があるので、使用前にはノズル先端の清掃をして下さい。

ヘッドの動きが悪い場合はレールにグリスを塗ることで改善される場合があります。
ツールパスが重なったり切れたりしていないか確認して下さい。
ヘッドの移動速度が早すぎて脱調している可能性があります。移動速度を調整して下さい。

ざらつき

サポートはモデルに付着しているのでサポートを剥がすと付着痕は残りざらざらした面になります。
造形の方向を変える事でサポートが付く面を調整します。サポートのオーバーハング角度は45°で設定されていることが多いのでオーバーハング箇所を45°以上の角度にすることでサポートが付かないようにします。

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