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アセトン処理

加工

表面処理の1つ アセトン処理

アセトン処理とは、樹脂をアセトンで溶解させることで滑らかな表面にする処理です。

アセトンは高い親水性・親油性からマニキュアの除光液などにも使われる有機化合物です。樹脂表面を滑らかにする処理にも使用されます。使用できる樹脂はABS樹脂などに限られていますが、ヤスリや磨きなどでは出せない面粗度を作ることができます。アセトンは、危険物第4類第1石油類にも指定されている引火性の高い溶剤です。そのため、使用の際には換気の良い場所、周囲の火気に十分注意する必要があります。

3Dプリンター出力の課題の1つに、表面の積層痕が目立つということがあります。特にFDM方式の3Dプリンター出力は、材料を溶かして積み重ねていくという加工の性質上、表面に凹凸ができます。

表面の滑らかさが求められる場合は、積層ピッチを小さくする・表面をヤスリで磨くといった処理をしますが、ヤスリが届かないところには対応できません。
このような場合は、アセトンで溶ける材質(ABSなど)に限りますが、ヤスリが届かないところもアセトンによって表面を溶かすことで滑らかにすることができます。

処理手順

  • 容器の底に造形物を設置します。
  • 密閉した容器の上部にアセトンを染み込ませた布を固定します。
  • アセトンは揮発性が高く空気より重いので、容器内に揮発したアセトンを充満させます。
  • 揮発したアセトンが造形物の表面を溶かすのを待ちます。

注意事項

  • アセトンの引火点は-20℃です。揮発性が高く、常温でも引火します。
  • 表面を溶かすため、造形物の寸法が変わります。オーバーハングしている箇所や厚みが薄い箇所は、自重で倒れることがあります。
  • 開封した直後は、造形物が柔らかいので掴むと変形する可能性があります。
  • アセトンが触れない接地面は、溶かすことができません。
  • 使用する容器は、アセトンで溶けない材質のものである必要があります。

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