
3Dプリンターは溶かした材質を一層ずつ積層して立体を造形します。
この樹脂を積層した方向のことを、積層方向といいます。
3Dプリンターでの造形では積層方向は重要な情報です。
積層方向で変わるのは主に以下の3点です。
①強度の方向 ②積層の模様 ③造形の形状
①強度の方向
円筒上の造形物を作る場合です。
積層方向の負荷には強度がありますが、積層方向に垂直な力には弱い傾向があります。
同じ円筒を、向きを90°変えて積層すると下図のようになります。
図2の向きで造形すると強度は出ますが、円がいびつになります。
②積層の模様 ③造形の形状
先端の尖った形状を造形する場合です(図3と図4)
この場合、赤丸の先端の強度は図4の方が強くなります。
斜面の外観が図3と図4では違う仕上がりになります。
なめらかに仕上がるのは図4です。
一概には言えませんが、積層の数が多いと造形時間が長くなる傾向があります。
造形時間だけを考えると、図3で見た時に高さのある形状の場合は、図4の向きで造形すると短時間で終えられます。
強度、外観、面粗度と、造形時間、他にサポート材の要不要などを考慮して積層方向を決定します。
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