光造形方式の特徴|メリットとデメリットを解説

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光造形方式の特徴|メリットとデメリットを解説

エポキシ樹脂(3Dプリンター出力品)

光造形方式の造形方法

光造形方式は液体状の光硬化性樹脂にUV光を照射して硬化させながら積層する造形方式です。熱溶解積層(FDM)方式3Dプリンター用のソフトで高さ(z軸)方向にスライスした3Dデータが出力されます。

積層しながら造形するために、オーバーハング箇所にはサポートと呼ばれる支えが造形されます。光造形は大きく2つの方式に分類されます。

1つ目はSLA(Stereolithography)です。UV光をレーザー状に照射しながら硬化させる方式です。2つ目はDLP(Digital Light Processing)で、UV光をプロジェクターで面で照射しながら硬化させる方式です。

DLPは面で照射するためSLAに比べて造形時間が短いというメリットがあります。その反面、大型の造形品は照射面が大きくなりプロジェクターの解像度が下がります。大型の造形の場合はSLAが向いています。

3Dプリンター出力サービス

光造形方式の特徴

光造形方式は美しい表面仕上がりと高精度の造形が可能です。光造形で出力された造形品の仕上がりはUV光の細さに起因します。最小0.2*0.2*0.3[μm]の造形も可能です。(2022年3月現在)

造形によって熱収縮が起きないため、反りや寸法の誤差が発生しにくく、透明樹脂を使った造形が可能です。造形物は光硬化性樹脂のため耐候性が低く、日光などの紫外線によって劣化してしまう点には注意が必要です。

光造形品の強度

光造形方式は液体を紫外光で固着させるため、ノズルから溶かし出す材料が固体同士の結合となるFDM方式の造形物よりも強度が劣ります。元々エポキシ系樹脂やアクリル系樹脂が主に使われる造形方式ということもあり、素材自体の特徴から強度面に不安がありましたが、近年では高強度・高靭性の素材も登場し、バネやヒンジ、バンドのような造形も可能になりました。

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